飲食日記
2004年4月29日
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 もろみしぼり酢。黒糖一かけ。文春のYより、財布はやはりアッカにあったという連絡。わざわざ届けてくれる。感謝。しかし、止めてしまったカードは再発行するしかなく、GW最中ということもあって、2週間はカードが使えない。不便だ。


 セヴンイレヴンの鯛飯弁当。食後、軽井沢に向けて車で出発する。某所でレストランを経営している友人夫妻がそこに別荘を建て、親しい人だけを招くオーベルジュにしたのだが、先週、突然、そこにお邪魔することになってしまったのだった。外は快晴、絶好のドライブ日和と思いきや、車のエアコンが故障していることが判明。窓を開けて高速道路を走ると後部座席のマージが怯えるので、汗だくになりながら運転する。


 新鮮な空気を吸いつつ、サウナとジャグジーを堪能し、友人が作る料理を貪る。量が多すぎて、なにを食ったかはよくわからない。最後はハンバーグだったか。野菜がとにかく旨い。
 食後、酒を飲みながら葉巻三昧。Cohiba Especiall. El Rey del Mundo Taino.

本日の喫煙本数−−20本。

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2004年4月30日
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ブランチ
 焼きたてのパンに御主人特製のレバーペーストを塗りたくって食う。他にベーコンエッグ、野菜スープ、サラダ。
 食後にVegas Robaina Famoso.
 仕事をしなければとパソコンを持ってきたのだが、この晴れた空の下、仕事をする気には当然なれず。葉巻を吸い終わった後は、サウナとジャグジーを2時間ほど楽しみ、その後、マッサージ椅子で微睡む。極楽だ。


 昨夜は洋風だったが、今宵は中華三昧。茹でた鶏と豚の前菜。その茹で汁を使った中華風スープ(生キクラゲの歯ごたえが絶品)、麻婆豆腐。ほいこーろ。
 ここで一旦食事を中断して、再びジャグジーへ。
 ジャグジーの後、超絶のスープ炒飯。んんんんんまいっ。
 食後、御主人秘蔵のラガヴリン12年。現行品とは違って、昔の造り方で造られたラガブリン。12年とはいえ、現行品の30年もの、40年もののビンテージでさえ足許にも及ばないような旨さ、甘さ、とろみ。唸る。おれがスコットランドで買ってきたん十万もする酒はいったいなんなのだ。大量生産に移行した後のモルトと、その前のモルトウィスキーはまったくの別物なのだと実感する。この旨さだからこそ、スコットランド産のウィスキーは世界を席巻したのだ。
 絶品のラガヴリンをちびちび舐めつつ、Punch Petit Corona. El Rey del Mundo Taino.
 ラガヴリンの後に出てきたのは、ロマネコンティのブランディ。ああ、こりゃまた、ブランディの概念を覆すような旨さ。巷のブランディは薬品臭さが嫌いで(たいていのブランディにはカラメルが添加されている)、ほとんど飲むことはなかったのだが、これはいくらでも飲める。まいったなあ。

本日の喫煙本数−−20本。

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2004年5月1日
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ブランチ
 午前中に帰京して午後から仕事をしようと固く心に決めていたのだが、去りがたく居残りする。明太子とバジルのパスタ。昨日と同じ中華風スープ。野菜サラダ。ああ、うまいっ。
 午後1時、名残を惜しみながら東京へ出発。エアコンの効かない車中は灼熱地獄。マージには可哀想なことをした。


 軽井沢があまりにも楽しすぎて脳と身体がたるみきっている。食事を作る気にもなれず、スーパーで総菜を買ってきて食う。

深夜
 イタリアの赤ワイン3杯。ラガヴリンの16年を2杯。ああ、軽井沢で飲んだ12年の旨さを実感する。現行品もまずいわけではないが、なにかが決定的に違う。
 Romeo y Julieta Exhib#4. Partagas 8-9-8 Unvarnished.

本日の喫煙本数−−30本。

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2004年5月2日
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 もろみしぼり酢。黒糖一かけ。


 恒例の雪村蕎麦。


 連れあいの実家へ。野菜サラダ、茹で豚、肉団子、刺身数種、焼き鮭、明太子などなど。最後にアサリのみそ汁と白米を。赤ワイン3杯ほど。Hoyo des Dieux.

深夜
 録画しておいたデポルティーボ対マドリーを見ながら、ラガヴリン3杯。Saint Luis Rey Regio. ジダンとラウルの疲弊しきった表情といったら……うっしっし。しかし、フィーゴのイエローカード撤回とは、マドリーはまさしくジャイアンツだな。ろくでもない。

本日の喫煙本数−−30本。

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2004年5月3日
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 もろみしぼり酢。黒糖一かけ。


 雪村蕎麦。


 なんと呼んでいいのかわからないので、調理法から紹介。ニンニクとタマネギを炒める。塩胡椒をふった骨付き鶏もも肉を別のフライパンで表面をこんがり炒める。ニンニクとタマネギをそこに加え、白ワイン、クルミ風味のワインビネガー、ブイヨンスープ、パセリ、ローズマリー、マッシュルームの缶詰を汁ごとぶち込んで、弱火でことこと煮る。途中でブロッコリとアスパラガスを加えて少し煮る。ま、洋風チキンの煮込みですか。それにゴマ風味のドレッシングをかけたサラダ。白米。
 食後、コーヒーと共にCohiba Siglo V. かすかな蜂蜜の甘みとバニラシェイクの如き濃厚な煙。たまに吸うとしみじみ旨い。

深夜
 ラガヴリン3杯。El Rey del Mundo Taino. Bolivar Lonsdale.

本日の喫煙本数−−30本

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2004年5月4日
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 もろみしぼり酢。黒糖一かけ。本日は葉巻仲間と遊ぶことになっていたのだが、悪天候のため中止との連絡あり。しかたがないので仕事をすることに。


 明太子。めかぶの酢の物。冷や奴。筑前煮。白菜の漬け物。ザーサイ。アマノフーズのタケノコのみそ汁。筑前煮はスーパーで出来合いのものを買ってきたのだが、味付けが甘すぎる。しょうがないか。


 豚バラ肉に塩胡椒をして焼く。モヤシと豆苗はさっと湯がき、ピーマンを細切りに。炊きたてのご飯の上に肉と野菜を乗せ、特製のタレ(つっても、台所にある調味料を適当に混ぜ合わせただけ)を上からかけて、豚ばら丼のできあがり。白菜の漬け物。ザーサイ。キャベツのみそ汁。
 食後、ヤーコン茶と共に、Cohiba Siglo V.

深夜
 イタリアの赤ワイン3杯にEl Rey del Mundo Taino. チャンピオンズリーグ、デポルティーボ対ポルトを観戦するために、早めに就寝。

本日の喫煙本数−−25本。

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2004年5月5日
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早朝
3時半に起床。肉まんを頬張りながら試合観戦。サッカーは面白いなあ。ミラン相手に奇跡を起こしたデポルだったけど、まるで、その時のミランと同じ状況に置かれている。緒戦の0−0というスコアが影響したのだろうな。ここまで来て負けたくないという多少ネガティヴな気持ちと、なんとしてでもゴールを奪うのだというポジティヴな気持ちのせめぎ合い。ポジティヴが勝つのは当たり前。前線の三人が自由にポジションを変えてかき回すというモウリーニョの戦術も、イルレタご自慢の4−2−3−1戦術を完全に封じ込めていたし。ルケやビクトルのがちがちぶりを見ても、デポルに勝機はなかったな。
 残念、無念。ゲルゼンキルヘンにはデポルを応援しに行くつもりでいたのに。しかし、これがサッカーだ。
 試合終了後、ベッドに戻って再び就寝。


 当然のごとく寝坊。もろみしぼり酢だけを飲む。


 明太子とおかか昆布のお握り一個ずつ。ザーサイ。梅干し。キャベツのみそ汁。


 白と緑のアスパラに半熟に焼いた目玉焼きの黄身をなすりつけて食う。イタリアの生ハム。ブロッコリとアンチョビのパスタ。赤ワイン。
 食後、コーヒーと共にCohiba Siglo V.

深夜
 ラガヴリン3杯。Romeo y Julieta Exhib#4. Vegas Robaina Famoso.

明日から一週間ほど休みます。

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